30代カップルにおすすめしたいハワイウェディングですが、もちろん20代や40代以上のカップル、つまり全世代におすすめ。まずはその理由をご説明します。

一年じゅう気候の良いハワイでは、いつでも写真撮影に適しています。真っ青な空、エメラルドグリーンの穏やかな海、人のまばらな白い砂浜…どこから撮ってもフォトジェニック。
特にウェディングビジネスの盛んなハワイは価格もリーズナブルでたくさんのオプションもあります。そのため、挙式をせずにフォトウェディングだけで済ませる多くの日本人カップルにもハワイが選ばれているのです。

両家の家族や親せきがそろって旅行に行くのはかなりの一大事。しかも海外ともなればなおさら。両親はパスポートすら作ったことがないというケースも珍しくないようです。
特にそんな海外経験のあまりない家族や親せきにとっても、新郎新婦がハワイウェディングをすることは新たな経験ができるまたとない機会。両親を海外に連れて行けることなど、生涯にそう何度も訪れません。親孝行として連れ出す渡航先としても、ハワイは安全で過ごしやすいと言えます。

挙式までは家族と一緒に過ごして、その後は新郎新婦だけ残って新婚旅行としてのハワイを満喫できるのもハワイウェディングの魅力。
海外旅行の中でもハワイは敷居が低く、かつ非常に楽しめる場所です。レストランにも日本語メニューが用意されていたり日本人サービスが多かったりと、英語が苦手な新郎でも安心。新婦ががっかりするようなことにはなりません。

親族もゲストに招いて、その渡航費用を新郎新婦が全額負担するとなると大変ですが、実際はご祝儀と相殺されることがほとんど。そのためハワイの挙式費用だけをメインに考えると、日本での挙式より実はかなりリーズナブルなのです。
しかも他の国とは違って日本語ですべての手配が可能なところもポイント。たとえば、飛行機とホテルはツアーを利用して30万円、日本の代理店でハワイの挙式手配をして30万円とすれば、60万円ほどですべておさまります。日本の披露宴で300万円ほどかかることを考えると、結局リーズナブルと言えるでしょう。

一般的に海外挙式の中でもハワイがなぜ人気なのかは上記のとおりですが、ここからは30代にこそおすすめしたいという理由をご紹介しましょう。

晩婚化の影響もあり、日本のカップルの間では昔のような派手な結婚式ではなく、こじんまりとした結婚式を望むケースが増えています。20代前半のころまでは豪華な結婚式に憧れていた女性でも、30代になると盛大に結婚式をやりたいと思わなくなるようです。
小規模ウェディングを選ぶカップルといえば授かり婚や経済的な理由があることももちろん多いのですが、それ以外に価値観の変化も挙げられます。結婚式に貯金をつぎこまずに、旅行や新居など自分たちの新しい生活ために使いたいという考え方が広がりつつあるのです。
その点ハワイウェディングなら大げさな挙式ではありません。そのうえ式自体もリーズナブルだしハネムーンを兼ねればさらに経済的です。

特に女性の場合、周りに20代で結婚した友人が多いと30代で自分が結婚するころみんなは子育ての真っ最中。少し大きくなっても養育費はどんどんかかるし、家を建てる人もいるかもしれません。
そんな友人たちにご祝儀や余興のお願いは、仲が良いからこそ気が引けてしまう方もいるのではないでしょうか。義理で大勢の友人に来てもらって盛大に結婚式を挙げても、心から喜べないのは30代の大人ならではの気遣い。
挙式は家族だけでハワイで行って、帰国後に会費制のお披露目パーティーをするというスタイルは、そんな30代のカップルにぴったりなのです。